認知症の診断・治療(アルツハイマー病など)
認知症とは「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」をいいます。
認知症の種類としてはアルツハイマー病が最も多いとされますが、様々な疾患や検査異常が認知症の原因なりえます。、枢神経系に病巣をもつ次の疾患なども選択肢として挙げられます。
- アルツハイマー型認知症
- 脳血管性認知症
- レビー小体型認知症
- ピック病など前頭側頭型認知症
- うつ病の仮性認知症
- 薬物惹起性の認知症
- スピロヘータ、HIVウイルス、プリオンなどによる感染症による認知症
認知症の治療
アルツハイマー病など、認知症の根治は現在でも難しいとされていますが、新規薬剤の承認など、治療の幅は広がってきております。
新規薬剤(レカネマブ(商品名レケンビ))はアルツハイマー型認知症の原因とされるアミロイドβに直接作用するとされ、認知症の進行抑制が期待されています。適応が早期認知症に限定されているため、いままで以上に早期発見が大事になってきます。
薬剤の適応に関わらず、早期発見により、病状の進行を遅らせて日常生活に支障が出ることを遅らせるの対策なども検討できますので、お気軽に当院にご相談ください。